石毛秀樹のゴールを演出した竹内涼の神パス@1st第14節川崎戦
事件は現場で起きていた!!
1st第14節川崎フロンターレ戦の4点目となった石毛秀樹のこの日2点目のスーパーミドル。
凄いゴールですね~。
でも今回とりあげるのはこのゴールではなく、この前のプレー。
では報道ステーションでノボリがやっている巻き戻し風にやると
はい、ここから、
はい。話はここから。
まず事の発端として、石毛のゴールをアシストしたのは枝村匠馬。その枝村はどうしてドフリーでボールを受け、パスを出すことができたのか。その事件のカギを握る人物がこの画像の丸の中の選手。答えは簡単。竹内涼です。このゴールは、この竹内の見事かつ、ビューティフルゴッドパスによって始まったのです。ではじっくり見ていきましょう。
まず竹内がボールを受けるところから。
今、右サイドでボールを持っている水谷からボールを受けます。そしてこの画像の登場人物を位置と共に把握しておいてください。あとでテストに出します。先生言ったからね。テスト出るよ。
ここに名前が書いてある選手が重要参考人です。ちなみに"KING of PASS"とは中村憲剛のことです。
ではここから別アングルで証拠を探します。
はい、竹内がもらいに行きます。
はいココ!!
ちょっと分かりにくいんですけど、この場面で中をチラ見してます。最初のアングルだと、竹内が映ってなかったので分からないんですけど、ここだと微妙に目線を移してます。それでその瞬間、川崎の森谷が重心を中にずらしてます。多分、森谷の頭の中は、「枝村は後方の谷口に任せとけばいい」という考えがあったでしょう。なぜなら、竹内の目線の先と森谷が体重を寄せている先にいるのは誰か。
もうここがドフリーだった。あと角田がマークに付いていたウタカもその候補先だと思うけど、ここではフリーで走りこんでいた石毛と考えた方が妥当。
竹内が受けるこの0.02位のコンマの間、森谷の足が揃う。その瞬間に枝村が「よこせ!」アピールしている。ジャストなタイミングはここ。ワンタッチで楔を入れる。
竹内がダイレクトで入れる。
森谷が中を捨て枝村に向かうが、石毛は完全にフリー。これで勝負は決まった。
この竹内のパスでポイントになるのは、
- 竹内が中に目線を移すことでフェイクを入れる
- 森谷の動きを抑制する
- ジャストなタイミングで入れるためにダイレクトで出す
この3つ。
あとこのゴールは、ショートカウンターとか速攻ではなく、竹内に渡るまでに7本のパスを回しての遅行であったところがよかった。なかなか遅行で崩すシーンとかそういうのが少なかった今シーズンだが、このポゼッションにおいては、この竹内のたった1本の楔によって川崎守備陣を完璧に崩すことに成功できたと言えます。