ボツ記事復活企画:崩壊のジュビロ/第22節 浦和レッズvsジュビロ磐田
2018年のJリーグが終わりました。いろいろあった1年でした。ワールドカップなんてかなり昔に感じます。平昌オリンピックは今年の出来事です。もう遠い昔のよう。
さて、スポナビ+が終了したことで完全にこちらに引っ越した当ブログなわけですが、こちらももう1年です。それまでの個人技だけでなくスポナビから引き継いだ戦術面も書いてきましたが、中には下書きに保存したまま結局出す機会を失ってここまで来てしまった記事が何個かあります。2018年ももうわずかなので、平成もあと数ヶ月ということも掛けて、ここでボツとなり埋もれてしまった記事を何個か出すというのも悪くないと思い、復活企画としました。第1回はJ1リーグ第22節、埼玉スタジアムでのゲーム、浦和レッズvsジュビロ磐田です。
崩壊のジュビロ
スタメンです。今回はジュビロの話です。
システムは3-4-2-1なんですが、中断明けから3-1-4-1-1とか何が狙いなのか分からんシステムで結果出ず、2試合前から4バックで挑んではちょっとは持ち直したかなとしてレッズ戦です。
勝てていない時期を長く過ごしてるジュビロとしては、まず守備を立て直したいということで
5バック+中盤4枚の必殺「川又残しの鉄壁要塞」を作りたい。なんですが、相手のレッズはミシャ政権が終わりポゼッションにこだわるチームではなくなり、ジュビロとしてはファーストディフェンスをどこにするかが重要になります。オリヴェイラ政権は普通にロングボールも蹴ってくるので、決め事をしっかり共有しておかないといくら見た目要塞でも中スッカスカが即バレしてしまうので注意しないといけない。ジュビロの選択はというと、
ビックリ仰天! 5バックで構えていてメッチャ前からプレスしている。もうわかんない。だからレッズがジュビロのプレスを剥がすためにしたことは
レッズはパスコースさえ見つかれば最終ライン前にボールを運ぶ。そこに待ち構えているのが武藤とファブリシオ。ココにボールが入ればあとは裏を狙っている興梠またサイドを使うなど、レッズのカウンターの選択肢は複数ありました。
レッズのジュビロ崩し
右サイドから森脇良太がクロスを入れるシーンです。
クロスが入った時に中に待ちあわせているのは興梠慎三とファブリシオです。
手前の興梠に入りました。興梠に対してプレスしますが、みんなそこに集まっちゃうから
セカンドが転がってくる位置ががら空き。打たれて
ハイ失点。5バックの前に4人の中盤も構えているはずの鉄壁な要塞は見た目だけで1本でも最終ライン前にボールを入れられたら跡形もなく崩れていく。
続いて2点目のシーンです。
ボールを持っている青木拓矢から武藤雄樹にボールが入るところですが、はいこの時点でスカスカです。
だいぶ引いて構えているとは思うんですけどね~。なぜかそこだけはガラガラになっている。
武藤にボールが入ります。ジュビロはやっとココでプレスしに行く。遅い!!
3人を引きつけ、さらに前まで向ける状況(!!)に持って行った武藤はフリーになっているファブリシオを目掛けて
もう、マジでなんなの!?って言いたいほどの、教科書通りの守備の悪い例を見せてくれました。もっとも閉めておかなければならないところがガッラガラのスッカスカ。レッズほどのチームならそんな隙を見逃すはずもなく平然と崩していく。敗戦は必然。