ドウグラスのすごさ
「S☆1」って番組、知ってます?
土曜日曜のTBSで深夜にやっているスポーツ番組のことです。その番組の日曜日に不定期でやっている「ノムさんぼやき解説」というコーナーがあります。ちょうどやべっちFCとど被りしていることもあり、サッカーファンが見る機会は少ないかもしれません。かく言う僕も隙あらば観ている感じです。ただコーナー自体はすごく面白くて、野球は素人である僕が観ていてもハマります。そのコーナーの中で、何か月前か解説の野村克也が面白いことを言ってまして、未だに記憶に残っているのでちょっと紹介します。
野村克也「長嶋茂雄はプロではない。なぜなら、簡単なプレーを難しく見せるからだ。だから皆彼にはあこがれたわけなんだけど。プロというのは、難しいプレーを簡単に見せることだ」
なんか深い言葉だなって思いました。僕自身、「ON」を観ていた世代ではないですが、同じ時代を生き、選手監督として成功を収めた人が言う言葉は違うなと。そんなある言葉の紹介でこのコーナーをスタートします。
ドウグラスのプレー
ボールを持っている河井陽介から縦に楔が入る瞬間。この段階でドウグラスは動き出していますが、
黄色丸の北川航也が相手DF谷口彰悟を引き付けてポストプレー。裏の赤丸のスペースにドウグラスは走りこむ。
ボールはミッチェル・デュークへ。ドウグラスは車屋紳太郎と1対1の状況を作り出す。
デュークからのクロスをトラップ。この時、車屋は逆を取られているが、
もう1度見てみましょう。クロスが入った瞬間、ドウグラスは車屋の背中を取るように裏でポジショニング。
トラップの瞬間です。車屋が逆を突かれたのは、ドウグラスがターンして右足で打つのではとのことでそっちをケア。ドウグラスの体の向きを見ても、普通はそっちを考えます。が、ドウグラスはターンせず
左足で打てる場所へボールをトラップ。
スペースへ入る動き、タイミング、トラップ、シュート。すべてが高いレベルで行われている。これぞストライカー。
【公式】ゴール動画:ドウグラス(清水)5分 清水エスパルスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第21節 2018/8/11