豚に真珠

サンバのリズムに乗せられて、いつの間にかそのオレンジ色に魅了される。それが清水エスパルスというチームなんだ

ポルトガルvsスペイン/これが世界だ!!

遂に開幕したFIFAワールドカップinロシア!!

 

グループリーグ初戦でいきなりのビッグマッチ、ポルトガルvsスペインです。

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ポルトガルのハイプレスとバルサ色消えたスペイン

立ち上がり、ペースを握ることに成功したのはポルトガル。4-4-2の3ラインで前から嵌めに行き、ついに守備がプログラミングされたロナウドがピケとラモスに、ゲデスがブスケツにマーク。このポルトガルの守備をモウリーニョはどんな目で観ているかは定かではないですが、ボール保持者ではなく残りの9人にマークを付くことで、スペインのレシーバーを消していく。

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ハイプレスによって高い位置でカットしたポルトガルがPKゲットでロナウド先制。早くもしびれを切らしたスペインはウイングのイスコとダビド・シルバが落ちてくる形でビルドアップに関与。かつてのピッチを幅広く使ったバルサのスタイルが消えつつある中で、組み立ての中心は左サイド。

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ラモスがボールを運び、アルバが幅を取る。中央でイスコとイニエスタがボールを受けポルトガルを左から押し込んでいく。

 

ブスケツの存在感とポルトガルを崩していくダビド・シルバ

左サイドに攻撃が集中するスペイン。ポルトガルも人数を掛けてきたことから右のダビド・シルバをトップ下に移行。右を捨て左からの攻撃を徹底する。

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特に後半からは左サイドにイスコ、イニエスタ、シルバの3人が揃うなど、その徹底ぶりはポルトガルを困らせ、サイドにアルバ、ハーフスペースに三銃士を置き、W・カルバーリョとペペをハーフスペースに留め、ゴール前はジエゴ・コスタとジョゼ・フォンテの一騎打ちになる状況に。

しかし、ナチョしかいない右サイドは、高速カウンターを十八番とするポルトガルにとって格好の餌食とされ、ロナウドに後半からはジョアン・マリオに起点とされる。しかしそこは世界一にサッカーIQを誇るスペイン。スペインでも1,2を争うIQの高いブスケツが世界の均衡を保つ。最終ラインに自らが入ることでピケを右サイドの門番にし、ナチョを高めに配置する。またナチョにもボール配給することでポルトガル右サイドを牽制。

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全てのエリアを支配したスペインは、セットプレーから2点目、そして左ハーフスペースでの鬼キープから逆サイドでノーマークの伏兵ナチョが逆転ゴール。流れからしても、このままスペイン逃げ切るか!っとおもいきや......。

 

クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード=理不尽

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誰が取れるんじゃい!

 

普段のレアルでもそうだけど、試合の流れとか空気とかお構いなしに理不尽に得点を取り続けてるの何? たぶんラモスは対戦していておかしな感情になったことでしょう。いつだって点取れる人間兵器と化したクリスティアーノ・サイボーグ・ロナウドハットトリックで注目カードは3-3の壮絶な点取り合戦に終わったとさ。