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豚に真珠

サンバのリズムに乗せられて、いつの間にかそのオレンジ色に魅了される。それが清水エスパルスというチームなんだ

エスパルスの降格について

落ちました

落ちちゃいましたよ。

やっちまいました。

 

落ちたことについては、スポナビの方で書きましたので、あまり深くはここでは書きません。このブログはあくまで選手の個人技を扱うので、今まで通りマイペースに書いていきたいと思います。

 

 

っと、言ったそばからアレですけど、あくまで僕の個人的なことを書いていきたいと思います。

 

 

各報道について

はい。すごいです。いろんな観点から触れられています。降格第一号で、特にびっくりの降格ではなかったのにもかかわらず、ここまでいろんなマスメディアから扱われるとは、「清水エスパルス」というクラブのブランドってすごいんだなと、嫌な意味でわかりました。

「この1年半で崩壊したんだ」とか「ゴトビ就任が崩壊の始まりだ」とか「2010年の大脱走劇が崩壊の狼煙だ」とか。ここまでバラバラな観点で話が出てくると、逆に笑っちゃいます。いずれも直接的な原因は何か、またそれぞれ話が結びつかないというところがあるので。本当に落ちてしまった原因っていうのは、今頃クラブが必死になって分析していると思うので、そのクラブの回答が何か。それを見守るべきです。

 

ただ、いずれの記事にも共通することは、必ず「ある選手は」とか「ある関係者は」という文があること。

 

 

 

はい、これです。これ大事です。テストに出ますよ。ちゃんとメモ取って!!

 

 

これなんですけど、90%は記者の作文です。

あんまり信じない方がいいです。なぜなら、この「ある選手」が言っていることは、明らかにクラブ批判です。先日ミランの本田さんが大々的にクラブの問題を指摘して炎上しました。クラブの規模は明らかに違いますが、発言の内容的には、同じことなんですね。もしそのある選手がそんなことを言っていたら、記者からしたら格好のネタになるわけです。そのネタを降格した今になって出すなんて、後出しジャンケンもいいとこ。本当にその発言をしていたら、匿名にせず、しっかり実名で出すべきです。それがマスメディアの仕事。その方が売れるし。あとになって出しても、記者側にはメリットはない。 だからあんまりそういう記事に反応しない方がいいです。「そーですかー(棒読み)」、な感じでいいです。ハイ。

 

 

クラブの責任問題について

これが難しい。

静岡新聞には、「今年の補強が進まなかった理由は、複数年契約の選手が多く、それによって選手の補強が進まず、契約切れの選手は放出せざるを得ない。またレンタルバックの選手も多く、即戦力選手の獲得はムリポ。だから無能な強化部は手足も出せない、そんな状況になったのだぁ~、ガハハ」みたいに書かれています。ここ最近の静岡新聞の記事はオーバーな文章が多いです。

 

 

複数年契約の選手が多いのは、多分「2010年選手大脱走殺人事件」、いや誰も殺されてねぇ、「踊る大エスパルス捜査線THE MOVIE3 選手を開放せよ」が公開され、それのトラウマがかなり残っているんじゃないかと。そりゃあねぇ、あんなに抜けられたら誰だってトラウマになりますわ。

選手の契約問題ってよく考えてみると難しいですね。電卓の鬼がいないと無理です。ヨーロッパだったら、普通に移籍金払って財政潤うが普通で、ここ最近は100億の取引が本当に多いです。デ・ブルイネに100億出すって、頭狂ってるのかシテ......。話はここまでにしておいて、それで戻しますね。Jリーグの場合は、逆に移籍金が下がっている、というかタダ。移籍金だけなら、セロハンテープより安いです。1番金持っているはずの浦〇レ〇ズはタダの選手しか買わないから、景気がいつになってもよくならない。金があるなら金出して買えって言いたいんですけど、ヨーロッパのクラブが普通に複数年契約しているわけは、移籍金が取れるからです。本当に欲しいと思ったらしっかり金出して払ってくれるから。ビジネスが成り立つわけです。サッカークラブだって1企業です。ビジネスは重要です。でもJリーグではこれが成り立たない。さっきも言った通り、1番金があるはずのう......。

 

なので、複数年契約の選手を多数保持すると、補強ができない。かと言って単年契約の選手が出れば、「なんで他は複数年で俺は単年何だ!」って問題になる。本当に難しい。だから何度も言う通り、1番金を持っている浦(以下省略)。

 

もちろん、助っ人獲得が2月になってからとか、SBいないとか、そういうのはありましたけど、「100%強化部が悪い!」っていうのも、このことが背景として考えるならアレなのかなと。大榎を引っ張りすぎたのはう~んだったけど。

 

 

それと、左伴社長の更迭とか、それはマジであり得ない。大多数の人は分かると思います。今回の戦いについて、左伴社長はやれることはやったと。夏の補強も2人取ったわけだし、シーズン開幕前はウタカとデュークを取った。ここで忘れてはいけないのが、この4人を取れたのは、左伴社長が補強費を増やしたから。補強に関しては強化部の仕事です。社長のメインではないです。なので当たりや外れを引いたとしても、すべての責任を押し付けるのはアレかと。今考えてみると、左伴社長は現場は現場で信じているのかな。大榎を引っ張ったのも、原強化部長を筆頭に、現場のことは現場に任せていたと。「蛇の道は蛇」ということわざがあるように、その道はその道のプロが一番分かっているからこそ、現場に関しては、一切口出しはしなかったんでしょうね。プロ野球楽天が、オーナーの現場介入で問題になりましたけど、そのことを考えれば左伴社長はしっかり仕事をしていると思います。就任時の公約通りに、スポンサー収入を飛躍的に伸ばしてます。来年はJ2での戦いですが、来年も延ばし続けることができたら、社長の営業力は本当に凄いと思います。元々あの日産のエリートですからね。

あともう一つ。今年だけで社長は3回謝罪文を出してますが、降格決定後の謝罪文に、「シーズン前の補強」についても触れられていますが、左伴社長が正式にエスパルスに来たのは2月1日です。キャンプ目前の時期です。これに関する社長の責任は不当といえます。

 

明日のホーム最終戦で社長の挨拶がありますが、以上をふまえると、左伴社長に対してブーイングすることはナンセンスです。社長本人もプロですから、ブーイングや野次を受けることは覚悟していると思います。ただ、1つ言えることは、今のエスパルスに左伴社長以上の人はいないよってこと。それだけは理解しないといけません。

 

 

 

監督について

8月から田坂監督が就任しました。それからいい試合は増えましたが、1勝もできていません。悲しいことですけど、事実です。

以前、エスパルスニュース内で田坂ヘッドコーチ(当時)のインタビューがありましたが、それによると、田坂本人は大分の監督を解任された直後だということで、拒んでいたと。普通はそうです。普通は充電期間に当てるために現場から離れます。しかし、それでも帰って来てくれたわけで、それに関しては感謝すべきです。

ただ、このチームを立て直すことは大変だったのでしょう。本来ならキャンプにやるようなことをこの時期にやっていたので、守備を早急に立て直したのは評価すべきです。それで攻撃もなんとかせぇ!って言ったら、それこそシーズン終わっちゃう。攻撃に力を入れたと思ったら逆に大量失点した浦和広島の連戦で9失点したことはもはや運命です。失点数が大榎時代と変わってないじゃんとか、それもまたナンセンスなことで、複数失点したのはこの2戦と初戦の湘南戦の3試合だけです。

 

ただここで事実を。降格が決まりました。1勝もできてません。本当に単純に力がなかった。現場に関してはそうでしょう。

 

ここで僕が言いたいのは、今シーズンのエスパルスにおける1番の被害者は田坂です。エスパルスに合流して3ヵ月です。それに、やってきたときのチーム状況は本当にヤバかった。「戦う気持ちがプロレベルじゃない」って田坂が言ってましたが、これがやってきたときのチーム状況です。白黒はっきりしたから言えます。このチームを立て直すには、1,2年で済む話ではないということ。哲学も含めて、本当にすべてを見直す時が来たということです。

来年の監督に関しては、まだ白紙に近い状態でしょう。一部報道では田坂続投という話もあります。田坂がここまでやってきたことは、本当に残留に向けた"応急処置"であって(というよりそれしか方法がなかった)、田坂のやりたいサッカーではなかったとも言えます。だから、僕の中では田坂が本当に最初から指揮を執っていたのなら、どんなサッカーをしたのだろうと。そこは興味があります。大分とはクラブの状況が違うので、本当にやりたいことができると思います。ただ、来年田坂が日本平のベンチに座っているとは限りません。続投報道があっても、田坂本人が辞意を示すかもしれない。

 

来年に関して、本当に監督選びは重要です。大榎は「一旦ゴトビサッカーを破壊しよう」から自分のスタイルを植え付けるプランだったと思います。しかし、破壊しすぎた。破壊してはいけないところまで破壊してしまったため、立て直すことができなかった。家で例えるなら、家を建て直すために一旦壊したが、あろうことか地盤までもを破壊してしまった。なんか例えがおかしくなりましたねぇ。これに関しては大榎本人も「やっちまった」って思っているはずです。だから残すべきところはしっかり残すべきです。サッカーのスタイルがガラリと変わるとしても。

 

 

スポナビでも言いました。哲学こそが問われる段階にきました。絶対に信じることができるスタイルを構築すべき。サガン鳥栖が"戦術豊田"という単純な戦術をやってますが、鳥栖がJ1にいるわけとして、チームがそのスタイルを信じているから。だからJ1にいる。一見単純そうでも、そこに信念がある。エスパルスもそうあるべき。来年の監督選びは慎重にやるべきです。本当に大切。そのスタイルを信じることができるなら田坂でもいい。降格したからこそ、そこからしっかり学ぶことが、これからの課題です。

 

 

 

追記

書き忘れてました。

僕個人の田坂監督評価です。

 

 

 

僕の評価は「まあまあ」です。

いや、ふざけてないですよ。真面目に答えて「まあまあ」です。

 

マイナスとしては、やはり1勝も挙げることができなかったということ。これはやっぱりいただけないですね。勝てる試合は何試合もあったわけで、やはりそこで勝ち切れなかったのはマイナス評価とならざるを得ない。

 

ただ、僕の観点では、もはや修復不可能だったと言えなくもない。田坂が監督だったからという以前に、半年で立て直すこと自体が無理。だから仮に、どんな名将が監督になったとしても、今シーズンのエスパルスのシチュエーション的に立て直すことはできないということです。

 

こちらの記事で、田坂体制と大榎体制の守備における違いを書きました。

www.plus-blog.sportsnavi.com

 

ここでは、チームとしてどのようにボールを奪うのかというのをやり、「1on1+1」という形をとって、チームで1対1を制する守備をしていました。当初は大榎体制の守備より断然よかったです。

 

ただ!!

 

この守備にも弱点はあり、それは相手のオフザボールの選手をどう抑えるのか。コレ。だから、パスワークが上手い浦和と広島相手にボッコボコにやられたのそこの弱点を補えなかったから。だったらそこを補えよ!って話になりますけど、そんなことをしていたらマジでシーズン終わっちゃう。守備に関しての上積みが見られなかった理由として、田坂としてはそこは諦めていたと思います。そこの判断は本当に賭けだった。その守備まで完成させれば、もはやドンと来い!って言えるんですけど、いかんせん時間がない。完成させるためにその作業までやったら、完成せずにシーズンが終わってしまうのです。だったら攻撃の整備をすべきです。そして田坂はそれを選択しました。

 

 

組織を作るっていうのは本当に大変なことで、例えば1stステージは比較的におとなしかったサンフレッチェ広島も、1stステージ序盤は勝ちきれない試合が多かったわけです。例えばゴールデンウィーク連戦の8節までの成績は5勝1分け2敗で1試合当たり1.25得点、0.75失点です。残りの9試合は5勝3分け1敗で1試合当たり2.1得点、1.1失点です。失点増えてますけど、それ以上に得点力がUPし、勝ち点を稼げています。その好調な流れをもとに、2ndステージの爆発に繋げた。

何が言いたいかというと、チーム作りは時間がかかるということです。広島ほどの熟成されたチームでも、攻守ともに完成させるためにはチームが始動してから3,4か月かかるということ。最初は守備から。それがだいたいゴールデンウィークあたりまで。それから攻撃に力を入れる。本当の勝負は後半戦から。今シーズンは2ステージ制なのでチーム作りは本当に難しいんですけど、完成形を披露するには、どんなに成熟していたとしても、半年はかかります。ここ数年の年間王者の成績を見てもらえばわかりますが、勝ち点を稼ぎ始めるのはシーズンの3分の1過ぎた頃から後半の頭辺りです。ロケットスタートをきったチームはだいたい萎んでいく。毎年恒例のチームがありますけど、そこはあえて言いません。

 

 

だから、あの状況で引き受けた監督はどんな人でも立て直すのは無理。鹿島が監督交代して立て直したのは、立ち返る原点があったから。エスパルスにはそれすらなかった。

これに関しては、僕は田坂に同情します。

だから田坂の評価は「まあまあ」というわけです。