豚に真珠

サンバのリズムに乗せられて、いつの間にかそのオレンジ色に魅了される。それが清水エスパルスというチームなんだ

長谷川悠を使おう

大前元紀が移籍しました。

これによって、現在FWのポジションは熾烈な争いが待っていることでしょう。鄭大世を筆頭に、金子翔太、北川航也といった若手。デュークもいます。そこで今回は、そんなFWレギュラー候補でもある長谷川悠のプレーを見てみます。

 

 

FWのタイプ

まず、FWにはどんなタイプの選手がいるのか振り返ってみましょう。

ゲームなんかでは、CF(センターフォワード)ST(セカンドトップ)WG(ウイング)と大まかに3つに分かれます。さらに、(今の)テセのようなストライカーとしては万能型がいれば、かつてのチョ・ジェジンフローデ・ヨンセンみたいなポストプレーヤー、バレーのようにゴリゴリ行くタイプや北川のようにスピード勝負するタイプなんかもいます。もっと細かく分けるならまだありますけど、ここまでにしておきます。では長谷川はどのジャンルに当てはまるでしょうか。

 

長谷川悠のプレーを見てみよう

第29節レノファ山口戦から

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ここからカウンター発動です。

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ロングボールを長谷川が納めます。

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あ~、周りの動きが少々遅いですね。なんで、一旦溜を作ります。

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松原后に落とします。

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松原とスイッチしたのち、テセへ楔を打ち込む。また新たに速攻が繰り出される。

 

ご覧の通り、長谷川悠というFWは、限りなくパサーに近いポストマンであり、セカンドトップの選手でもあるということ。キープ力があり、周りを活かせることができるタイプです。

ロングボールだったり、楔なんかをしっかり納めることができ、またサイドでも中盤に下がった時でも攻撃の基準点になれます。それだけでもなく、最後の画像を見てもらえばわかりますが、自らがパサーとなってチャンスを演出することもできます。

 

鄭大世 × 長谷川悠この組み合わせになると、利点としてはテセが高い位置を取れるというところ。中盤まで降りて組み立てるのは長谷川の専門分野なんで、ゴール前での仕事に専念できます。位置関係が逆になったとしても、長谷川がキープできるので、前を向いている状態のテセにいいボールが入れば、それもそれでチャンスになります。また2人とも背が高いので、空中戦でも強味が出ます。

 

金子翔太 × 長谷川悠天皇杯で見られた組み合わせです。長谷川は気の利いたプレーができるので、よく動き回る金子に合わせたポジショニングができるでしょう。でも基本的には最前線に張っているかな。

 

北川航也 × 長谷川悠

1番カウンターが決まりそうな組み合わせ。長谷川のところで溜ができれば、あとは北川の動き方次第ってことで。

 

ミッチェル・デューク × 長谷川悠未知のコンビだな~。でもなんか見てみたいようなそんな感じ。

 

 

長谷川悠を使おう

現在のエスパルスの2トップ候補は、テセ、金子、北川、デューク、そして長谷川です。この中で1番ストライカーっぽいのが北川で、1番周囲を使えるのが長谷川でしょう。攻撃時にもう1つ変化を加えたいときとか、そんなときは長谷川悠。是非、注目してみましょう。