豚に真珠

サンバのリズムに乗せられて、いつの間にかそのオレンジ色に魅了される。それが清水エスパルスというチームなんだ

吉原炎上:第1節ジュビロ磐田vs松本山雅FC/偽SBの憂鬱

ヒィィィィィィ~~~!!

 

皆さん、サタデーナイトをいかがお過ごしでしょうか!!

 

僕は花粉症で鼻がOUTです。鼻詰まりフィーバーです。えらいこっちゃ!!

 

 

■炎の偽SB

昨シーズンの3バックから4バックに変更したジュビロ。スタメンに1人も本職SBがいないメンバーで誰がやったかというと

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本来はMFの松本メンバーと、本来はやんちゃ担当の高橋メンバー。試合中のポジショニングはというと

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サイドはロドリゲス、アダイウトン両助っ人に任せておいて内側に絞る。去年マリノスがやっていた形ですね。それをまさかの再現させてきたジュビロ。しかし残念賞。この偽SB戦法はジュビロ自らの首を絞めることとなった。

 

そもそも“偽SB”は位置的優位を生み出すことを目的に設計されているわけで、SBの中盤化を目的として作られているわけではないのです。要は、ジュビロは何を目的にこのシステムに挑んだのかが全くの不明!! その証拠としてSBが内側に絞ることで中盤の交通渋滞が発生。

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高橋メンバーは早々に気づいて「外➡内➡外」の動きを始めたものの、代わりに内側に入るアダイウトンが今度は中盤に入ってくる「余計な1枚」となり左からは崩せない。前半30分過ぎからは

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なぜかロドリゲスを左に持ってきて「ロドリゲス&アダイウトン&高橋メンバー」という謎のトライアングルユニットを形成してくる始末。ポジションバランス悪すぎ!!

 

 

■出口のない迷路

後半早々に俊輔を下げて川又を投入。ポジションバランスの悪さを解消するために、山田大記がサイドへ逃げる動き。自らがビルドアップの出口となりボールを引き出していく。

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ジュビロ“似非偽SB”の最大の問題は、ビルドアップにおける明確な役割がないということ。入り口なのか出口なのか。はたまたあくまで中継点に過ぎないのか。それすら不明確。だから尚更たちが悪い。後半に山田が動くことで明確な出口ができ、「今日はこうやって崩すんだ」というのがようやく発見。見事、同点ゴールに結びつけたとさ。

 

 

■2019年版名波ジュビロ

まさか今後も偽SBをやるとは思わないですけど、今季もジュビロはマジで「山田大記次第」なチームになりそう。っていうか去年とそんな変わっている印象がなくて、相変わらずアダイウトンが何度もサイドをアップダウンしては負担半端ないって。そして攻撃で全ての起点になっていた山田大記は今季ジュビロの最重要選手。点取れるかどうか、というか勝てるかどうかは全ては山田次第じゃね?な印象を持った開幕戦でした。