豚に真珠

サンバのリズムに乗せられて、いつの間にかそのオレンジ色に魅了される。それが清水エスパルスというチームなんだ

吉本一謙@スライディング ~威風堂々~

明治安田生命J1リーグ 第21節 vs横浜F・マリノス

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威風堂々

完全に入れ替わりながらも、スライディングで全てを帳消しに。背後からのスライディング、またペナルティーエリア内というリスクがありながらも堂々と決定機を防いで見せた。まさしくディフェンダーの姿。

エウシーニョの右サイド問題と2019版新攻撃パターン/偽SBの憂鬱

 

 

ヒィィィィィィ~~~!!

 

 

皆さん、ウェンズデーナイトをいかがお過ごしでしょうか!!

 

 

僕はこの夏初期の日差しで早くも焼けています。日焼けフィーバーです。えらいこっちゃ!!

 

 

■大きく変わったビルドアップ

では、まず最初に昨年の振り返りです。昨年のエスパルスは、リーグ2位の得点力はあったものの、実際はオーソドックスなビルドアップ。

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SBが幅を取り、サイドハーフがハーフスペースへ。SBは、特に右の立田はSB自体が人生ほぼ初挑戦ということで、オーソドックスなことしかできないので、特殊なことができない分、ベーシックに幅を取ることで前の金子をハーフスペースにて暴れさせることができました。地元テレビ番組でも、金子自身がハーフスペースでプレーすることを狙いにしてると話していた通り、実はこの組み合わせは馬が合っていたわけです。

 

 

では簡単に昨年をおさらいしたところで、今シーズンのビルドアップ。大きな違いは、右SBにエウソンが加わったこと。

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勝手なエウソンのイメージで、フロンターレにいたときのエウソンて、ゴール前ハーフスペースに走りこんでダイレクトでクロスを上げるイメージがあって

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こんな動きのイメージです。エスパルスとしても、もう少し大外で走りこんでクロスを、がエスパルス的に求めていたエウソン像ですが、ところがどっこいエスパルスでのエウソンは早い段階で中盤にドリブルで持ち込んで“偽SB化”する。

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ウチとしては、エウソンには大外走ってクロスを上げてくれい!だったのですが、予期せぬ偽SBと化したエウソンは、ボランチや金子にとってスペースを奪う邪魔な存在でありました。いや、なんで入ってくんの?って感じで。

 

ここでできた問題として、ハーフスペースにはSHもしくはSBのどちらか1人で十分です。昨年は金子が入っていたので偽SBをやる理由がなかった。しかしエウソンが中央に入ることでハーフスペースはどちらに任せるか問題が出てきたわけです。

 

 

 

 

え~!どっちもハーフスペースにいればいいじゃん!

 

 

 

それは違います。ハーフスペースにいればいいという問題ではないです。100人乗っても大丈夫ではないです。

ハーフスペースは前後関係で成り立てるエリアではないです。そもそも偽SBの成り立ちは、CBからウイングへのパスコース確保と、スムーズなネガティブトランジションのためです。開幕初期の名波ジュビロのような、ロジックなしにデザイン性だけで採用できる代物ではないのです。

 

結果、選ばれたのはエウソン。大外に金子が入り幅を取るようになりました。

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■より顕著になるドウグラス依存

昨年は言うほどドウグラス依存ではなかった、って言える印象です。実際、ドウグラスいなくても点取れたし勝てたし。それに

 

  1. 北川航也  13点
  2. ドウグラス 11点
  3. 金子翔太  10点

と、得点源3人いて「ドウグラス依存」を言うのは流石に無理がありますからね。

 

 

 

 

今年はドウグラス依存と言われてもしょうがないです。考えられる理由は、

 

 

 

その1 そもそも余裕がない

今季は開幕から残留争いです。TOP5を狙うと宣言しておいて現実はボトム5です。この状況になったことでドウグラス以外の攻撃パターンを作るチームの余裕がない。戦術ドウグラスが一番手っ取り早いのです。

 

 

 

その2 攻撃が変わった

さっきの続きです。エウソンの偽SB化で、昨年の得点源の1人であった金子がゴールから遠ざかる大外に配置されるようになった。金子がハーフスペースに入ることで、金子ゴールパターンであった左サイドからのクロスに合わせる、といった3人目のFWとしての動きがチームになくなったのです。

 

 

金子は、ドリブルは上手いです。ですが、ウインガーではないです。だったら去年の立田だって本業CBなのに大外で張ってたぞ!ですが、彼はSBとして大外にいたから影響がなかったのです。ハーフスペースでは輝いても、大外で輝けるタイプではないのにウイングとして張っている金子が窮屈にプレーしているのとはわけが違うのです。結果的に、ハーフスペースに金子を失った今、ドウグラスにカウンターでなんとかしてもらうしかないのです。

 

ここまで書くと、意図しなかった偽SBの影響は負の遺産しかない、って印象です。が!!

金子の大外張りの問題は解決していませんが、エウソンMF化問題は新しい攻撃を生み出しているのもまた事実。そこを見ていきましょう。

 

 

 

■偽SBの生み出す新攻撃パターン

昨年築き上げたポジショナルプレーですが、エウソン加入により変化したことで何が新しくなったのか。2019版エスパルスを見ていきます。

 

エウソンの偽SBによりもたらされた新効果は、中盤の数的優位化です。

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この効果は2つあって、まず1つ目が、エウソンの対面となる相手左サイドの選手を中に引っ張ることができる、ということです。

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中央に引っ張ることで、ソッコが右サイドに出てビルドアップ。今シーズン何回か見る形です。

 

もう1つが、相手ボランチを引っこ抜けること。第16節名古屋グランパス戦の先制点はそうでしたね。

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エウソンに引っ張られたジョアン・シミッチの裏に走りこんだヘナトに上手く出したという崩し。これもエウソンならではの組み立ての引き出しの多さだと思います。

 

 

 

■エウソンと右サイドの活かし方

左に関しては、特にいうことはないです。白崎が抜けましたが、代わりの慶太、西澤とカラーは違えどしっかり埋められています。対して右サイドは、ポジションバランスもそうですが、数字的にも、例えば金子は大きくゴール数を落としています。他にもエリア内進入回数など、落としてる数字は多いですが、そりゃそうです。ゴールから遠い位置に配置されているんですから、ゴール数が上がるわけがないんです。じゃあ金子よ、昨年と同じくもう1度ハーフスペースで暴れてみろ! これでは序盤と同じです。渋滞して右サイドが死ぬだけです。金子を内側に入れたいならエウソンに張ってるよう説得しなくてはなりません。現在のエウソンのプレーを求めるなら、ここはゴール数を犠牲にして金子には大外に張ってもらうしかないのです。現在のエスパルスは後者を選んでいるので、相手からする右サイドの警戒度は金子<エウソンなわけです。でもこのバランスは悪いです。攻撃でSBが目立ってしまうことは、チームバランスが悪い証拠です。

 

例えば、クッソ攻撃力が高いウイングとクッソ攻撃力が高いSBのどちらが怖いか。メッシとダニ・アウベスの右サイドで怖いのはどちらか。ブラジル代表におけるネイマールとマルセロ、どちらが怖いか。え?比べる対象が極端だって? いや、そういう話なんです。ウイングが怖いからSBの攻撃力が活きるのです。

 

今のエスパルスの右サイドです。エウソンの攻撃が怖いというのが分かっているので、いずれかどこかのタイミングでエウソンにはパスが出てくるのです。

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これが序盤戦に見られた世にも奇妙な「エウソンの裏、メッチャ狙われてる現象」です。最近はヘナトが全力カバーで頑張ってくれますが、この問題は早急に解決しなくてはなりません。ウイングが最強でないと、エウソン自身にとってもハッピーではないのです。それは金子にとってもハッピーな話ではないです。今のウチからしたら、1点を守り切るという戦いは不向きすぎるので、押し込んで相手を牽制する、または相手より多く点を取るしか勝つ方法はないです。ハッキリ言います。守り切れるイメージが湧きません!!

 

なので1番の修正ポイントは守備より右ウイングです。守備に関しては諦めました。なので、ここをトップターゲットとして強化を進めてほしい。手っ取り早いのは補強です。CBだけ補強しても余程スーパーな奴が来ない限り修正は無理だと思うので、みんながwin-winになれるように右サイドの強化、オナシャス。

18/19のバルセロナを振り返ろう!!

いつもエスパルスばかり扱うと思うなよ!!

 

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僕も1人のクレとして、今季のバルサは振り返らないといけません!! ラ・リーガ連覇、そしてシーズン最終戦となったコパ・デルレイファイナルをバレンシア相手に1-2で落として5連覇を逃して終了しました。ヨーロッパのシーズンも残すはアーセナルvsチェルシーのELファイナルを残すのみです。ということで、今季のバルサを軽~く振り返ってみましょう。

 

 

デンベレ覚醒とフィジカルフットボール

昨シーズンから就任したバスク人監督エルネスト・バルベルデは、ガタイのいいバスク人らしく、テクニカル路線から徐々にフィジカル路線に移行しました。その証拠に、バルベルデ就任以降のバルサの補強は、パウリーニョにウスマン・デンベレ、ネルソン・セメド、今季はアルトゥーロ・ビダル、ジェイソン・ムリージョ、ケビン=プリンス・ボアテングとフィジカルに特徴ある選手が増えました。

 

今季序盤のバルサ基本フォーメーションです。

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基本システムは4-3-3ですが、デンベレが左サイドで1人でできること。ゴッド・メッシ・フリーダムの右サイドのカバーをしなくてはならないといった問題から、事実上

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4-4-1-メッシというシステムに。神は動かざるがごとしなので、ペップバルサのように「メッシに合うのはテクニシャン」ではなく、今は「メッシのためにはハードワーカー」ということでラキティッチビダルといった選手が使われるようになったのです。バルベルデも1年目はもう走れなくなったイニエスタの使い方は限定的でした。

 

とはいえ、バルサの生命線はあくまで中盤です。そこで今季の新たな発見が、ブラジルからやって来たアルトゥール。シャビ二世ともいわれるゲームメイカーの加入で中盤とメッシ・スアレスをつなぐポイントをゲット。そしてSBを内側に配置して、テクニカルな部分を補強。アルバの偽SBはかつてはペップバルサの構想にあり(正確に言うと、ティト・ビラノバの発案で融通が利かないダニ・アウベスの逆である左SBを絞らせようとした)、右SBにセルジを使っているのは正しくこういうことなんですね。

 

このように、デンベレシステムを駆使して序盤戦を駆け抜けたバルサジダンロナウドを失ったレアルの低迷、アトレティコの出遅れなどライバル不在で「リーガとかマジ楽勝」だったんですが、ある一戦を期に雲行きが怪しくなります。

 

 

 

■圧倒的でなくなったボールポゼッションとコウチーニョの不透明な活用法

開幕4連勝スタートに、クラシコで5発を撃ち込みロペテギを葬った後に迎えた第12節。舞台はカンプノウ。迎える相手はスペイン屈指のポゼッションサッカー愛好家キケ・セティエン率いるレアル・ベティス。この1戦が今季のバルサを迷わせる運命の1戦となりました。

バルサのスタメンです。

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この試合は、怪我のデンベレではなく、ローマ行きの飛行機に乗る直前に「やっぱバルサ行~こう♫」とか言ってまさかのドタキャン移籍した21歳のブラジル人マウコムが入りました。

デンベレシステムは、あくまで「ポゼッションでは上回れるだろう」が前提のシステムで、メッシの根本的な問題(地蔵化)をカモフラージュできることで機能するのです。ところがこの試合は、バルサならまず負けるはずがない打ち合いで負け(3-4)しかもカンプノウで、しかもトータルのボールポゼッションでもカンプノウでは10年ぶりにリードされるという事件が多発した1戦になりました。これは普通にマズいです。まずバルベルデはボールポゼッションにこだわりがあるわけではありません。あくまで必要最低限のポゼッションでいい。ということで、それがだいたい55~6%ほど。カモフラージュできる最低限のポゼッション指数。ですがそれを大きく下回る48%を記録したことでバルサの弱さを隠せなくなり、得意の打ち合いで負ける破目に。

 

ここからフィジカル路線に亀裂が入ります。強豪相手だと勝ちきれなくなったのです。ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ戦、ホーム&アウェーでのバレンシア戦、サン・マメスでのビルバオ戦では勝ちきれず、4月のエル・マドリガルでのビジャレアル戦では、2点先行も一気に4失点し、後半ロスタイムで2点決めなんとか追いつくという展開。ポゼッションで五分の勝負を迫られる強豪相手に、ポゼッションで上回るためにはテクニカルに行く必要があります。そこで入ったのがフィリペ・コウチーニョ

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かつてイニエスタをウイングで使ったことはあっても、あの時は中盤にはシャビやチアゴ・アルカンタラ、セスクがいたことで成立できたわけであって、フィジカル路線に移った今のバルサで機能するかはまた別の話。イニエスタの後継として獲ったはずが、中盤だとガンガン上がる癖からかスペースを空け、カウンターを受けるキッカケとなり、ウイングだと左右のバランスが取れなくなる(デンベレやマウコムといったウイングタイプの方が結果的にフィット)など、今や放出候補にすらなっているのがコウチーニョの現実。ですがコウチーニョを活かさなければ強豪相手にポゼッションで勝てないというジレンマ。バルベルデはビッグゲームではコウチーニョの力を必要とし起用するもチームとフィットできておらず機能しねぇアララ。

 

 

 

バルベルデでいいのか?

年を重ねるごとに動かなくなるメッシ。時代の変化に対応しなくてはならないクラブの哲学。ペップバルサの影はなくなったものの、バルサの哲学に狂いはないのかと改めててみる必要を感じたシーズンでした。4月にリバプールホーム&アウェー方式の練習試合をやりましたが、アンフィールドで木っ端微塵にやられるとは思わなかったし、思えば去年もローマと同じ方式の練習試合をやった時もオリンピコでそんな負け方したなとかホントかすかな記憶がちょこっとフラッシュバックしましたが、バルベルデの大舞台での弱さはさすがの一言です。アンフィールドでの敗戦、そしてコパを獲れなかったことでメディアで「バルベルデ更迭論」がでてますが、現状消去法でバルベルデしかいないというのが上層部のまとまった意見でしょう。ということは、現体制で結果を出すためには補強しかないのです。

 

 

 

■来季のバルサこうだ!!

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アヤックスのフレンキー・デヨングは冬に加入が内定済み。その他は、CBに同じくアヤックスの19歳キャプテン、マタイス・デリフトを獲れたら大満足です。欲をいうなら33歳のスアレスの後釜としてフランクフルトからルカ・ヨビッチが欲しい。。。ですが、代理人の父親が「ポジションがないなら、わしゃあ行かせんぞ」とバルサ移籍には向きではなく、一部報道では獲得レースから撤退とか。スアレスはあと1,2年はできると思うので、早いに越したことはないですが、メッシもおっさんなので若いストライカーは欲しいですね。で、コウチーニョいないと大舞台で勝負できないのでなんとか来季こそはフィットさせてください。

 

 

 

ということで、簡単に振り返りました。来季こそは全タイトル制覇で。スアレスとメッシがいつまで元気なのかも分からないので先手先手を打ちましょう。聞いてるかぁ~バルトメウ!!

新時代のFW。進化する北川航也の"ファルソ・9”

FW。時代と共に最も求められる役割が変わるポジション。

 

例えば50年代や60年代のサッカーは、アルゼンチンやレアルマドリードの英雄、アルフレッド・ディ・ステファノや最強の座をほしいままにしていたハンガリー代表のナンドール・ヒデグチが中心の5トップや6トップがベーシックなシステムの時代。ジーコミシェル・プラティニが登場した70年代からは2トップが基本形に。そして90年代にヨハン・クライフが率いたドリームチームのバルセロナは、2トップ全盛期に3トップを形成。ドリームチームのFWといえばロマーリオフリオ・サリナスを思い浮かべる人が多いと思うが、革命を起こしたのはむしろゼロトップ的にミカエル・ラウドルップやホセ・マリア・バケーロを起用したことだった。そして現代。フランチェスコ・トッティリオネル・メッシから始まったゼロトップのリーズナブル化はセルヒオ・アグエロロベルト・レバンドフスキといった中盤でもプレー可能な万能型FWを生み出した。

 

 

■ストライカーとしての9.5番

現日本代表のFWである大迫勇也。日本代表や鹿島アントラーズではFWとしてのプレーを求められていたが、現在所属するヴェルダー・ブレーメンやFCケルンではトップ下やサイドといったMFとしてのプレーを求められている。アジアカップで浮き彫りになった「大迫依存」は、MFとして最前線に配置し、類まれなキープ力を生かして2列目を活かし続けていたからであり、事実上の“ゼロトップ”であった。

日本代表の1トップに求められる能力は得点能力よりMFとしてプレーできるかどうか。本来ならば1トップを張れる実力者の武藤嘉紀鈴木武蔵がフィットできなかった理由は、彼らは“ストライカー”であったからだ。MFとしてのスキルはない。

 

アジアカップで散々な目に合った犠牲者の1人、北川航也。ストライカーとして裏を狙い続け、スペースメイクし、ゴール前ではおとりとなり、プロ初のトップ下として起用され、そしてボールはやってこない。仕舞いには「存在感ない」「点取れない」と言われ続ける。ボールこなけりゃ仕事はできないっつーの。

アジアカップを経験し、2019年のシーズンをスタートさせた北川航也は、プレーエリアを下げた。時には鄭大世を最前線に残し、金子翔太や中村慶太を押し上げるべく中盤低くまでビルドアップに関わる。しかし“ストライカー”としての根っこは変わらない。どんなポジショニングでプレーを始めようと、最後はストライカーとして終える。苦い経験を経て進化の道をたどる北川航也の新プレースタイルを掘り下げていく。

 

 


■MFをFW化させるスペースメイク

北川航也のスペースメイクは、“角度”をつけるだけで成立する。エスパルスの2列目は、昨年2桁得点の金子に、より直線的にゴールへ向かう中村慶太がいる。彼らをMFからFWに変化させることでゴール前に入り込む人数を増やし、また松原后にエウシーニョといった攻撃的なSBをサイドで生かす側面もある。

第2節ガンバ大阪戦では

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北川がレーンを外すことで敵を引きつけ、慶太とワンツー。前向きでボールを受けた慶太が、新たなスペースに走りこんだ金子にパスも惜しくも通らず。

 

北川が中央レーンから外すことで、相手を引きつけFWの位置にスペースを生み出す。北川のこの動きだけで、パサー(慶太)を前向きにプレーさせ、2列目となる“第3のFW”(金子)をゴール前に入れる。ポジショニングを少し変えるだけで周囲を活かすスペースメイクは9.5番と化する事でワンクッションを入れることができ、ゴール前まで略することができる。

 

 

 

■9.5番はストライカーとして死ぬ

結局、北川の本業はどこにポジショニングされていようと“FW”なのだ。最後はゴール前でフィニッシュする立場として自らを終える。

第7節での静岡ダービーでは、鄭大世が最前線に張ることで相手最終ラインを牽制。カウンターを発動する際に北川が中盤に降りることで中盤の数的優位を生み出す。

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中央で数的優位を保てることで、北川が縦パスをフリック。一般的に“レイオフ”とも言われるプレーで2列目に前向きなプレーを行わせる。

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2列目に入ることでサイドの選手が絞り、SBが空く。サイドを突くことで、MFとしてプレーをスタートした北川はFWとしてゴール前に入り込み、プレーを終える。

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「FWとして死ぬ」とはこのこと。最初の話では、9.5番はあくまでFW登録のMFであった。しかし北川の場合はMFとしてプレーを始めFWとして役目を終える。アジアカップを終え、新たなシーズンをスタートさせた中で偽FWとしてのプレーを身に付けた。しかし大迫とは違い、最終的にストライカーとして役目を終える9.5番となった。今の日本人FWにいない万能型ストライカーとして生まれ変わった北川航也は、新時代のFWとして切り開いていく。

 

 

エスパルスはジュビロに謝罪しなければならない

エスパルスジュビロに謝罪しなければならない。

 

 

昨シーズン、ジュビロがなぜ16位に終わり、J1参入プレーオフに行かなくてはならないのかというと、それはエスパルスが悪いのだ。なぜなら昨年の10月7日、日本平でのゲームで我らエスパルスジュビロ相手に5-1で勝ってしまったからだ。ジュビロが16位に終わった最大の理由は得失点差だ。エスパルスが5点取ってしまったことでジュビロは得失点差で不利に働いてしまったのだから、ジュビロプレーオフに回ってしまったのは100%エスパルスが悪いのだ。5点取るのではなく、せめて4-0で終わらせるべきだったのだ。それをわざわざ5点も取って「-4」の得失点差を与えてジュビロを奈落の底へ突き落したエスパルスの罪は重い。だから謝罪しなくてはならないのだ。

 

 

 

 

 

 

エスパルスジュビロに謝罪しなければならない。

 

 

絶賛最下位を独走中のエスパルスは、たまたまこの時期に組み込まれていたダービーを踏み台にしてジャンプアップするのだから、ジュビロに前以って謝罪しなければならない。いくら我が将が人望が熱く、戦術的にも優れていたとしても、最下位を独走していてはこの試合を最後に首が飛ぶのだ。それに引き換え、ジュビロの将は昨年16位に終わったとしても首が飛ぶどころかガッチリ固定されている。たとえ負けたとしても崖っぷちどころかフカフカマットレスに倒れ込むような状況下の将に負けるわけがないのだ。だから謝罪しなくてはならない。エコパで終了のホイッスルが鳴った時に、オレンジ色のサポーターが「勝利は続くよ」を歌ってしまうことを公式HPより前以って、当ブログで謝罪しておかなければならない。それはエスパルスにとっては重大な罪になるのだから。

エスパルスが上手くいかない理由を考えてみよう

質問コーナー!!

ここに集まった質問に、簡単に答えていきたいと思います!! それではスタート!!

 

 

Q.なんでエスパルスは勝てないんですか?

A.知りません。僕が知りたいぐらいです。

 

 

Q.なんでエスパルスは失点が止まらないのですか?

A.知りません。僕が知りたいぐらいです。

 

 

Q.いつになったらエスパルスは勝てますか?

A.知りません。僕が知りたいぐらいです。

 

 

Q.なぜ鄭大世は眉毛タトゥーを入れたのですか?

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A.知りません。本人に聞いてください。

 

 

ということで、結論は「わからない」です。以上質問コーナー終了です。さようなら~。

 

 

 

 

ではこの記事はここで終了なので、ちょっと掘り下げてみていこうと思います。

 

 

 

■歯車が噛み合わない理由は?

5試合14失点という、驚異的な失点数を誇っていますが、3バックやった2節までと3節の札幌戦はもはや去年の基本形がなかったので、ここに関しては省きます。

 

では「基本形」とは何かを振り返りましょう。去年やったことは、ゾーンディフェンスの整備から攻守におけるポジショニングの基礎を学びました。

 

butani-sinju.hatenadiary.jp

 

 

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速攻が攻撃のメインストリートでしたが、今季はプラスとして遅攻による攻撃もパターンに入れたいということが新たな挑戦。

 

というわけで、昨年から進化するという意味で攻撃のバージョンアップが課題です。去年からの変更点ということで大きなポイントはこの2つ。

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新加入のエウソン&中村慶太の2点。

 

まずは右SBのエウソン。去年は立田でしたが、SBでは若葉マークだった立田にSBとしてあれやれこれやれは無理なので、オーソドックスにサイド張ってろ、目の前の相手はとにかく潰せとホントにシンプル。その代わりに2年目ではさすがに研究されて続行不可能なので、やはりスペシャリストが必要だったと。

 

4節の神戸戦は飯田がスタメンでした。飯田の場合はスピードによる個の打開力で多少の無理を利かしても突破できますが、組み立てと守備が「う~ん」なので、現時点の総合的観点ではエウソンなのかなと。

 

 

エウシーニョの問題点

5節湘南戦で浮き彫りとなったエウソンの問題。それが

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「エウソン、ガンガン中に入ってきちゃうの巻」

昨年は金子が内側のレーン、立田がシンプルに外に張り付いていましたがバランスは良かったです。対してエウソン。偽SBのようにガンガン中に入っては金子とポジションがもろに被って幅とパスコースを失う。前半は幅をもたらすためにサイドへ流れたのは北川。結果、ハーフスペースに人はいても大外とゴール前に人数が足りない状況が生まれラストパスが出せない。またはもたついている間にミスる。その繰り返し。

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湘南戦の後半は教育が入ったからか金子がサイドへ張り出しましたが、それでもバランスが悪いです。

右サイドは今のところはエウソン次第です。前所属のフロンターレとは、攻撃も守備も戦術の全てが異なるので中盤の組み合わせやポジションバランスの問題を解決することが先決です。

 

 

■最大の問題は「いい攻撃」

よく「いい攻撃はいい守備から」とは言いますが、今のエスパルスに当てはまるのは「いい守備はいい攻撃から」です。エスパルスのゾーンディフェンスは、そのままスムーズなポジティブトランジションを生み出すためのポジショニング作りでもありました。

 

で・す・が

 

エウソンのポジショニング問題ほか、もう1つの変更点であった左SH。タメを作れる白崎の代わりにスピードをもたらす中村慶太が加わりました。

話は外れますが、全ての基本であったゾーンディフェンスに関しては、神戸戦湘南戦でも崩されるシーンはほとんどなく、守備に関しては戻れました。ヴァンデルソン除けば、新戦力はスムーズにゾーンディフェンスになじめているのではないでしょうか。

昨年は主にSBが大外に張る形で、オフェンス時には4-2-2-2のシステムになります。慶太に関しては大外からハーフスペースへの出入りはスムーズにいってますが、まぁSBのところなんですよね。これまた松原も今季はより中へカットインする回数が増え、本当に誰がサイドで幅を取るんだ問題が発生。

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右サイドの場合は、エウソンが勝手に入ってきちゃうので、ある意味修正しやすいというか、金子や北川をサイドへということもできるのですが、左の場合はちと状況が違いまして、

湘南戦で見られたのが、まずサイドで石毛が時間を作り

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松原が上がってきたら自分は内側へポジションを取る。

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で、松原は相手との1on1になったら

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縦は切られてるからじっくり中へドリブル、からの

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相手も一緒に内側に引っ込めてボランチに落とす。そして空いた大外へ、、、のはずが

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こうなる。そして左はどうなるかというと、

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竹内が持ち上がり、ソッコがサポートでサイドに出る。軸となる中央の選手がポジションを離れてしまうのでバランスが悪くなってしまうの一方です。

 

今のエスパルスのオフェンス時のポジショニングなんですが

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※下の「石毛」➡「立田」

みんな中央に寄ってプレーする。または中央の選手がサイドへ移動する。ゾーンディフェンスにはないポジショニングを取ることによってバランスを崩してしまい、本来は通るはずのパスが通らず、フィニッシュにたどり着くどころかカウンターを喰らう破目になるのが今のオチ。ポジションを大きく崩してしまっているのが今のエスパルスが上手くいかない要因です。

 

 

■北川航也を使った遅攻

遅攻に力を入れている今季ですが、そのなかで多く見られるのが北川が中盤に降りてフリックするシーン。去年もやってはいたのですが、今年は遅攻によって厚みを持たせるという狙いでのフリックです。

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このように、中盤に下がってプレーすることが増えました。昨年も終盤はよくやっていましたが、アジアカップで変な影響を受けたのかトップ下に降りてくる回数が増えました。

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湘南戦37分のシーンです。エウソンがボール回収後にドリブルで中央へ。北川が降りてきますと同時に相手も引き連れてくる。

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エウソンから竹内へ。北川は動きなおし、相手も動きに合わせてくる。

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竹内から北川へ楔。金子は北川が空けたスペースに入りフリックを受ける。

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金子からサイドに開いたエウソンへ。北川はもう1度動きなおし、

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河井が「外➡中➡外」の動きで相手を引きつけてスペースメイク。エウソンから北川への楔を、河井が空けたスペースにいる金子へフリック。惜しくも繋がらなかったものの、非常にいい崩しの片鱗を見せてくれました。

 

昨年までは、サイドへ展開するためのクッションとして中盤に降りて組立に参加していましたが、今季はサイド攻撃ではなく中央から崩す狙いのもと、半分、トップ下をやっています。今年の北川の使い方としては、いかに周りが適切なポジションや動きをすることで、パスコースとスペースを生み出し、または動く。要は「いいポジショニングを取れよ」ということです。今はそれができていないのでパスコースで被っている人が多く、パスコース事態が少ない。SBがなぜかガンガン内側に入ってくることでパスコースが減って来てます。だからここにおいてもポジション調整は必要。

 

 

 

というわけで、ここまでのエスパルスの問題点を上げてみましたが、マジでポジショニング整理くらいです。単純にそれだけ。失点は確かに多いですが、神戸戦も湘南戦もまともに崩されているわけではありません。強がっていないですよ。マジです。湘南戦の3失点もCK×2とスローインというリスタートからです。ちゃんと整理されたディフェンスで崩されてはいません。オフェンスでポジションバランスを崩していることが、余計なピンチを招いているだけです。攻撃と守備は表裏一体。この1点を修正できればパパっと勝てるはずです。そのポジション修正がかなり難しいんですが。あと、ポイチは余計な教育はしないでおくれよ。

吉原炎上:第1節ジュビロ磐田vs松本山雅FC/偽SBの憂鬱

ヒィィィィィィ~~~!!

 

皆さん、サタデーナイトをいかがお過ごしでしょうか!!

 

僕は花粉症で鼻がOUTです。鼻詰まりフィーバーです。えらいこっちゃ!!

 

 

■炎の偽SB

昨シーズンの3バックから4バックに変更したジュビロ。スタメンに1人も本職SBがいないメンバーで誰がやったかというと

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本来はMFの松本メンバーと、本来はやんちゃ担当の高橋メンバー。試合中のポジショニングはというと

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サイドはロドリゲス、アダイウトン両助っ人に任せておいて内側に絞る。去年マリノスがやっていた形ですね。それをまさかの再現させてきたジュビロ。しかし残念賞。この偽SB戦法はジュビロ自らの首を絞めることとなった。

 

そもそも“偽SB”は位置的優位を生み出すことを目的に設計されているわけで、SBの中盤化を目的として作られているわけではないのです。要は、ジュビロは何を目的にこのシステムに挑んだのかが全くの不明!! その証拠としてSBが内側に絞ることで中盤の交通渋滞が発生。

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高橋メンバーは早々に気づいて「外➡内➡外」の動きを始めたものの、代わりに内側に入るアダイウトンが今度は中盤に入ってくる「余計な1枚」となり左からは崩せない。前半30分過ぎからは

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なぜかロドリゲスを左に持ってきて「ロドリゲス&アダイウトン&高橋メンバー」という謎のトライアングルユニットを形成してくる始末。ポジションバランス悪すぎ!!

 

 

■出口のない迷路

後半早々に俊輔を下げて川又を投入。ポジションバランスの悪さを解消するために、山田大記がサイドへ逃げる動き。自らがビルドアップの出口となりボールを引き出していく。

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ジュビロ“似非偽SB”の最大の問題は、ビルドアップにおける明確な役割がないということ。入り口なのか出口なのか。はたまたあくまで中継点に過ぎないのか。それすら不明確。だから尚更たちが悪い。後半に山田が動くことで明確な出口ができ、「今日はこうやって崩すんだ」というのがようやく発見。見事、同点ゴールに結びつけたとさ。

 

 

■2019年版名波ジュビロ

まさか今後も偽SBをやるとは思わないですけど、今季もジュビロはマジで「山田大記次第」なチームになりそう。っていうか去年とそんな変わっている印象がなくて、相変わらずアダイウトンが何度もサイドをアップダウンしては負担半端ないって。そして攻撃で全ての起点になっていた山田大記は今季ジュビロの最重要選手。点取れるかどうか、というか勝てるかどうかは全ては山田次第じゃね?な印象を持った開幕戦でした。